【雪組】『蒼穹の昴』

公演感想
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東京宝塚劇場で観劇できました!千秋楽から時間経ってしまいましたが、感想書きます。

あらすじ

19世紀末、清朝末期の中国・紫禁城を舞台に繰り広げられる浅田次郎の大ベストセラー小説「蒼穹の昴」の初の舞台化に、宝塚歌劇が壮大なスケールで挑みます。
「汝は学問を磨き知を広め、帝を扶翼し奉る重き宿命を負うておる」──。梁家屯の地主の次男・梁文秀(リァン・ウェンシウ)は、韃靼の老占い師から受けた予言をふと頭に浮かべていた。果たして自分にそのような才覚があるものなのか……。程なくして熾烈な科挙の試験に首席で合格した文秀は、清国の政治の中枢へと否が応でもその身を置くこととなる。光緒帝に仕え、改革派の俊英として名を馳せる文秀と、かつて義兄弟の契りを交わした極貧の少年がいた。その名は李春児(リィ・チュンル)。彼もまた、老占い師から告げられた「その手にあまねく財宝を手にするだろう」という言葉に夢を託し、妹・玲玲(リンリン)を故郷に残し都へ上る。やがて宦官となった春児は、紫禁城に君臨する西太后の側近へと昇りつめてゆく。落日の清国。その分割を狙い、列強の西洋諸国が虎視眈々と迫る中、文秀たちは紫禁城に渦巻く権力への野望と憂国の熱き思いに翻弄されることになる。
人間の力をもってしても変えられぬ宿命などあってたまるものか──激動する時代の流れの中で懸命に、運命に抗い力強く生きる人間たちの勇気、そして希望。文秀の鮮烈なまでの生きざまを主軸にし、宝塚歌劇版としてドラマティックに、華やかに描き出す超大作歴史ミュージカルにどうぞご期待ください。

©浅田次郎/講談社   

宝塚歌劇公式HPより https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/soukyunosubaru/info.html

「王妃の館」「壬生義士伝」に続いて、浅田次郎先生原作の作品ということで、予習しなくては!!と早速図書館で本を借りてみたのですが…

漢字ばっかりで全然読めませぇぇぇぇん!!しかも文庫本で分厚くて4巻まであるぅぅぅぅ

となってしまい、読まずに一旦返却させていただきました。

友人から、1回舞台を観ると読めるようになるよ!と教えてもらったので、これから読みたいと思います。

あまり普段本は読まないだら子ですが、「王妃の館」「壬生義士伝」は読ませて頂いて、大好きだったので、読む気はあります!!両方共、最後は電車で読めないくらいおいおい泣きながら読んでいたイメージです。

特に「壬生義士伝」を読んだ後、劇場で観劇した時は、一番最初の貫一郎さんが歌う、山と川の歌で号泣してしまったほどです(笑)

スター様ごとの感想

梁文秀/彩風 咲奈

賢くて優しい青年がピッタリのさきちゃんでした。

キョンシーが着てたやつ!?みたいなお衣装も、かっこよく着こなしてしまってさすがとしか言いようがありません!

後半、辛い想いをしながら銀橋渡る場面では、涙があふれていて、それを観た客席も涙があふれてしまう現象を巻き起こしておりました。

李玲玲/朝月 希和

今回卒業が決まっているひらめちゃん。前半はボロボロ過ぎてどうなるかと思いましたが、後半のタンストンとの件や、ウンシュウさんと一緒に旅立つことができてよかったなぁと思いました。

そしてなんと言っても、フィナーレのデュエットダンス!

バリバリ踊ります!というより、ひたすら愛を確かめあっているような、心を通わすような、さきちゃんのやさしさに包まれているような幸せなデュエットダンスでした!

ひらめちゃんが幸せになってくれたら、だら子も幸せですぅぅぅぅ

サヨナラショーのハンマーのくだりもめちゃくちゃよかったです!

李春児/朝美 絢

前半はひらめちゃんの兄ということで、ボロボロ貧乏から始まりますが、あーさの目はキラッキラッ!しているんですよね。

パイタイタイさんのお告げで夢をもらい、星に頼らず自分で生き抜いていく力を本当に感じるチュンルでした。

なんとなく、雪組に来てからのあーさは「まっすぐで素直」とは違う役が多かった気がするので新鮮でした。

李鴻章/凪七 瑠海

ポスター画像がでた時からただならぬ空気がでておりました。

外部だったら、市村正親様がやるのかな?って感じです!

今回のストーリーでは、「全てをわかっている方!」という感じでしたね。

順桂/和希 そら

カフェブレイクでは「笑わない男」と言ってましたが、今回は本当にクール担当なそらぴでした。

クールだけど胸に情熱を秘めている感じいいですよね!

そしてなんと言っても!歌唱指導の赤いお衣装!

お芝居で笑わない分、この時にみせてくれる笑顔の魅力が倍増でした!

まとめ

専科の方の人数といい、浅田次郎先生の原作本のボリュームといい、ただものではないと思っていたこの作品。本当に素晴らしかったです。

強いて言えば、宝塚版しか観ていない身としては

「このあとどうなっちゃうのぉぉぉ???」という想いが強かったので、原作本がんばって読みたいと思います!

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