【ライブ配信】【花組】『フィレンツェに燃える』『Fashionable Empire』

公演感想
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10/22に行われたライブ配信を観ることができましたので感想書きます!

ネタバレありなので、まだ観ていない方はご注意ください。

フィレンツェに燃える

国家統一運動が起こり始めた1850年頃のイタリア、フィレンツェ。侯爵家の長男で、聡明で高潔な貴公子アントニオは、酒場の歌姫から貴族の未亡人となったパメラと出会い、その想いの深い瞳に魅入られ恋に落ちる。アントニオとは対照的に奔放な性格の侯爵家の次男レオナルドは、パメラが兄を破滅に導く悪女であると考え、二人を引き離す為に偽りの恋を仕掛けるのだが…。

1975年に雪組で上演され絶賛を博した『フィレンツェに燃える』。愛の二面性をテーマに描かれた哀感溢れるミュージカル作品の初の再演に、柚香光を中心とした花組が挑みます。

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/firenze/info.html 宝塚歌劇公式HPより

1975年で上演されて以来というのは、かなり時間があきましたね!

冒頭にも歌われる主題歌のメロディの「あ~~い~~~愛は~~~」のところは、なんだかベルばらを思い出してしまっただら子です。

メインキャストの4人が何やら想いをこめて歌っているところから始まり、あまり幸せにはなれなそうだな…という予感がするプロローグでした。

アントニオ/柚香 光

今回は侯爵家の長男ということで、ひげをつけてのお芝居でした!静のお芝居で落ち着いた侯爵家の長男でした。目線をずっと送ってくれたり、言葉は多くないですが、優しくてなんでもわかってるトニオ。

懐が深いです~~~!だら子のことも見守っていただけないでしょうかぁぁぁ?

パメラの部屋にレオナルドがいた場面での、アントニオの

「……(歩いてきて)(手をとって)(目を合わせて)…どうして?」

のセリフ!!言葉で表現できないのですが、必死に

ちがうの!トニオ違うのよぉぉぉぉ~~~~~聞いてぇぇぇ

と叫びたかっただら子です。

パメラ・クレメンティーナ/星風 まどか

酒場の歌姫から貴族の未亡人となった女性ということで、かなり大人っぽい女性でした。前回も人妻でしたが、なんでもできてすごいです。今回はメインキャストがみんな魅了されるというモテモテキャラを素晴らしく魅力的に演じられていました!

アントニオに対して身を引くシーンでは涙がポロポロ落ちていて、観ているこちらの心を動かしまくるのもさすがでした。

レオナルド/水美 舞斗

アントニオの弟レオナルド。兄が静で、動な感じのレオナルドさん。正直、主役はこちらなのでは?と思ってしまうほど、いろいろ忙しい方でした。

アントニオのことを思っての行動のはずが、パメラを好きになってしまうという、感情も行動も激しかったですね!パメラに迫るところはこちらもドキドキでした!!

オテロ・ダミーコ/永久輝 せあ

パメラを追いかけて追いかけてやってきた憲兵隊員…という役。

マチルドにはかなり雑な扱いをする、悪い男、オテロさんでした。

亡くなってしまってから明るいフィレンツェソングの間、ずっと舞台上にいるのでせつないのと踏まれないか心配なので注目してしまっただら子です。

みなさ~~ん!人倒れてますよぉぉぉ!って思ってしまいました。すみません。

アンジェラ/星空 美咲

レオナルドと同じく、ストーリーを進めているアンジェラ。

あれ?これは恋なの!?というところから、アントニオが好きだと気付き、どんどんアタックしていくかわいいヒロイン!という感じの役でした。

ちょっとした嫉妬や素直になれない仕草など、めちゃめちゃかわいかったです!

まとめ

初演の時代がそうだったのか、「身を引く美学」が主軸な作品でした。

イタリア人ってぐいぐい情熱的!みたいなイメージがあるのですが、アントニオとパメラは正反対な感じで、実際にストーリーを進めているのは、レオナルドとアンジェラという印象でした。貴族という立場や統一運動の環境の背景もあるのかもしれませんね。

あと、最近の大劇場作品は舞台転換がすごくて、たっぷり感情を感じるゆったりしたシーンというのが少なくなっている気がするのですが、今回はそれぞれの役の心情を感じながら観ることができた気がします。目まぐるしい作品ももちろん楽しいのですが、それぞれの良さがありますよね。

Fashionable Empire

ショーは前回の大劇場公演と同じ作品。殉情(じゅんじょう)メンバーが減ってしまっているということはありますが、上級生スター様はほとんど変わっていないので、みなさんカツラを変えてくれたりして、雰囲気が変わって楽しめましたね!

あと、新アイテムのミニ王冠を持って踊ることができるようになりましたね!振りが早くて、だら子は習得できませんでしたが、客席ではみなさん踊られていたのでしょうか?客席の様子もちょっと見たかったです!

だら子的に印象に残ったのは、帆純 まひろくんがやっていた、怪しい女性役をやっていた侑輝 大弥くん。わる~~~い感じもすごかったし、暗転前のところが

きゃぁぁぁ見てはいけないけど観ちゃいます~~~~~

という感じの、かなりエrなシーンでございました!ごちそうさまでございました!!

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