【宙組】カルト・ワイン その2

公演感想
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カルトワイン感想、後編です!書くのが遅くて、記憶がどんどん薄れております。

違うところがありましたらご容赦ください。

前編はこちら

第2幕

オークション・グランピーガイズ

2幕もオークショニア(風色 日向)の「ゆっくり休憩はできましたか?」という現実と混ざり合った感じのセリフからスタート!このオークショニア、1幕から要所要所でルキーニみたいな感じででてきてるんですよね。この物語を仕切ってる感じがします!

オークションが始まると「カミロ・ブランコ」になったシエロが、涼し気な表情で次々と高額なワインを落札していきます。ここのコロスのつぶやきというか、心の声みたいなのがおもしろかったです。

そして注目が集まっているところに、ブラインドテイスティング。他の人が苦戦する中、カミロは5種類のワインの銘柄すべてを当ててしまいます!

この時のカミロのほんのりドヤ顔と、賞品のロマネ・コンティを渡すミラ(五峰 亜季)の悔しそうな顔でテンションが上がっただら子です。

その様子を見ていた(チャポの作戦で)グランピーガイズのメンバーに声をかけてもらいます。

グランピーガイズは、みんなでワインを持ち寄って愉しむ会。残念なワインを持ってくると、メンバーはグランピー(不機嫌)になってしまう。

ここの演出はガラッと空気が変わって、レストランでロブスターのような、ボクシンググローブがお皿に載って運ばれてきます!自分が持ってきたワインで闘うイメージで、レフェリーもでてきます!曲もダンスもポップで楽しい場面です。

最後はカミロがロマネ・コンティ1945年をだして一同が驚きます。

メンバーの心を鷲掴みにしたところで、迎えがきたとカミロは退出。カミロの噂はチャポが上手く操作します。

そして迎えに来たミゲル(真白 悠希)と車の中での会話がアドリブのようでした。このミゲルくん、最初にかばんを盗んだ時からチャポの手下だったのですが、気になる存在でした!真白くん、104期だそうですが、シエロに対しては兄弟子として接していて、つっこみいれたり、ケンカしたり、すごかったです!

過去回想・下見会

そしてチャポがでてきて「少し前の話をしよう!」と

1幕で決意した直後の話になります。

ここで、チャポにスーツを仕立ててもらい、「シエロ」から「カミロ」になったところが観られます!

そして、下見会。カルロスのレストランで真面目に働いてきたフリオ、その婚約者になったアマンダ、チャポの下で「カミロ」になった「シエロ」が再会します。

この時もからんできた男性から助けたのがたまたまアマンダだった。という感じ。シエロ、めっちゃいい奴!そして紳士でかっちょいい~~!そりゃアマンダも思い出しちゃいますよ!

でもシエロは人目があったこともあり、アマンダにはカミロとして接します。

その後、たまたま会ったフリオの前ではすっかりシエロに!!この辺から、あら?ヒロインはフリオなの??ってなる。

絶好調のカミロは、ミラからワインの出品をしないかと声をかけられる。

チャポも言っていた、「ワインは誰が売るか?」だ!

カミロのワインは高値で売れていく。

ザックの豪邸・ミラの自宅

ある日、カミロのワインを高値で購入したザックの家にグランピーガイズのメンバーだった、マシューがやってくる。出回っているはずの数と、購入しているワインの数が、あきらかにおかしい…

それを報告されたゴールデンハンマー社のミラ(五峰 亜季)は「ワインは本物である」と言い張る。

ミラの自宅に呼び出されるカミロ。

「全然私を開けてくれないんだもの。」

い、い、いろっぽすぎますっ!あ、あ、開けるとは!!

そして、ワインはニセモノをつかまされることもあるの?など聞かれてもサラッと返す、カミロ。

そしてとどめが…

「あなた、ナチョス作るの上手でしょ。」

1幕のメキシカンフードフェスティバルの伏線回収きたーーー

「貧しそうな青年だった…。」

この後もワインは引き続き出品できるけど、マージンが5割になることになって…

ソファに溶け込んでいきました。ええ。五峰 亜季様の専科のお力を存分に発揮されてかなりアダルトなシーンになっておりました!

ホテル・電話

アダルトなシーンのおかげで、細かいところ記憶がないのですが(笑)この後、シエロとアマンダでワインを飲んだみたいです。

アマンダがホテルに帰ると、酔いつぶれているフリオが。

フリオはアマンダにシエロのワインが偽造されたものだと伝えます。

「何もなかったことにはできないわ!」と部屋をでるアマンダ。

シエロはチャポに、ミラに偽造ワインがばれたことを報告しますが、チャポはこのまま出品し続けることを指示します。

「オレはおまえをブドウ畑の肥料にすることだってできるんだぞ」

オークション・法廷・面会

そしていよいよオークションがはじまります!

がその前にフリオがシエロを止めにきます。

でもシエロは「役者の都合で幕は降ろせない」と。フリオにディエゴからもらったロザリオをだして、

今までつかまらなかったのは、こいつのおかげかもな。預かっててくれ。とフリオに渡します。

シエロが会場に入っていき、オークションが始まったところでFBIのトミー(秋奈 るい)が入ってきて、プロローグと同じシーンになります。

そして法廷、タカニュの突撃レポートでずんちゃんが「お客様が傍聴人に見える」とおっしゃっていましたが、その通り、客席も裁判に参加している気分でした。

ワインの醸造者や、オークションに参加していたメンバーが裁判で発言するのですが、この時のシエロさん、まばたきしてないんですよ!すごい!

そしてシエロ、「偽造の何が悪いんですか?俺の作ったワインをうまいうまいと飲んでいたじゃないか~!」

収監されたシエロのところにフリオが面会にきます。

オレンジの囚人服、左胸に「122795」ずんちゃんの誕生日1227と95期という感じですかね?囚人服に誕生日をいれるのはオーシャンズ11ですね!

フリオがなぜチャポの名前をださなかったのかと聞くと

「もしだしたら、ペットと一緒に殺処分だよ」

フリオもだら子も納得です!そして心配なのは出所後…

「南の島でもいこうかな~」

「そんな金どこに?」

キラーンとここでフリオに預けてあるロザリオが光ります!

ロザリオに貯めてた金の隠し場所が彫ってある!?

そいえば、なんか彫ってたわ~!!!

シエロの笑顔で幕がおります

フィナーレ

ゴージャスなピンクのフワフワを身にまとったずんちゃんが沢田研二さんの「酒場でDABADA」を歌ってくれます。

「ディディ ダバダ ディーヤ」と、帰り道に口ずさみたくなるくらい、頭の中をぐるぐるまわります。

フィナーレでも「デュエットダンス」みたいなのはなくて、さくらちゃんろちょっとからんだり、もえこちゃんの頭をなでたり!?しますが、フィナーレあっという間に終わってしまいました。

フィナーレ、もうちょっとあってもいいですよ?

まとめ

一幕が終わった時、「え?早くない?」と思ったのですが、

全部終わってからも「え?早くない?」と思える作品でした。

投獄されるまでをってあらすじで言っていたので暗いお話かと思ったら、ストーリーもサクサク進むし、コメディ作品というわけではないのに、おもしろいところもあるし、明るい!!

そして、シエロがなんだか「少年ジャンプ」の主人公のようでさっぱりしていて、爽快感を感じる作品でした。

ずんちゃんの力なんですかね?

「笑顔だけで千の感情を表現できるのでは?」と栗田先生の言葉にあるように、桜木みなとの芝居を魅せてもらったど~~~という感じでした。

あとあと!!ナチョスが食べたくなるし、ワインが飲みたくなります!これも宙組メンバーのお芝居の力がすごいからだと思いました!!

幻の千秋楽

この記事を書いている途中で、公演中止のお知らせを見てしまいました。

ステキな公演だったので非常に残念です。

今回はリベンジの公演でもあったと思うので、完走してほしかったです。

千秋楽はライブ配信も予定されていたので、楽しみされていた方も多かったのではないでしょうか。

公演関係者の方にお見舞い申し上げます。

そして、コロナウイルスは本当になくなって欲しい。

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