【花組】『アルカンシェル』~パリに架かる虹~

公演感想
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はじめに

花組トップコンビ柚香 光様と星風 まどか様のサヨナラ公演となりました。

ひとつの時代が終わってしまうような寂しい気持ちになりますね。

そんなステキなトップコンビの魅力がつまった公演。幸運なことに劇場で観劇することができました!

印象的だったシーンごとに振り返っていきます!

「パリは燃えているか?」 撤退を決めたドイツのフランス占領軍に、ヒットラーは首都爆破命令を下す。ナチス・ドイツの侵攻に抵抗を続けていた人々は、その時如何にしてパリの街を護ったのか。フランスが生んだレビューの灯を消すまいと立ち上がった一人のダンサーを主人公に、パリ解放に至る過程をドラマティックに描き上げる物語。宝塚歌劇ならではの絢爛豪華なレビューシーンを交えてお届けする、大作ミュージカル・レビューの誕生にご期待ください。
ナチス・ドイツ占領下のパリ。レビュー劇場「アルカンシェル」では、ドイツ軍の進駐目前にユダヤ系の人々が亡命、残された人気ダンサーのマルセルが、劇場を託される。看板歌手のカトリーヌと意見を対立させながらも、一座の命運をかけてドイツ軍検閲官のフリードリッヒと渡り合い、レビューの灯を護ろうとするマルセルは、密かにパリの街を取り戻すためのレジスタンス運動に加わっていく。ある時ドイツ軍将校の執拗な求愛を退けたことで、追われる身となったカトリーヌを匿うこととなるマルセル。やがて二人は惹かれ合い、共に愛する祖国のために戦うことを決意する。ドイツ軍の敗色が濃厚になる中、パリを爆破する準備が進められているとの情報を得たマルセル達は、何とかして街を護ろうと立ち上がるのだが…。   

宝塚公式HPhttps://kageki.hankyu.co.jp/revue/2024/arcenciel/info.htmlより

【花組】『アルカンシェル』~パリに架かる虹~

魅惑のパリ

イヴ・ゴーシェ(聖乃 あすか)の語りから物語が始まります。

幕があいて、ステキなレビューが始まって華やかで「宝塚きたわ~~~」と感じるシーン。

劇中劇ではあるのですが、1本物でショーがない分、こういうシーンはうれしいですね。

光ちゃん演じるマルセル・ドーラン(柚香 光)の登場からのダンスや、まどち演じるカトリーヌ・ルノー(星風 まどか)の登場シーンはさすがです!バラのようなお衣装もとってもステキでした。

少年イヴの質問

上手の旗について少年イヴ(湖春 ひめ花)が「なんて書いてあるの?」とマルセルに質問して

「たゆたえども沈まず」とラテン語で書かれていることを説明するシーンがあるのですが、

実は公演が始まる前から下手にフランス国旗、上手に船のイラストの旗が飾られていて、

一緒に観に行った娘から「なんて書いてあるの?」と聞かれていただら子。

物語とシンクロしてなんだかうれしかったのでした。(だら子は答えられませんでしたww)

ナチスドイツの稽古場視察

こわ~~~いナチスのみなさん(なんかみんな大きいしww)が視察にくるシーン。

ここでなんとマルセルがピアノを弾くシーンが!!

生演奏すごいです!ここでも光ちゃんの特技を観ることができて幸せですね!

緊張感ただよう中でまどちカトリーヌの美しい歌声も聴けて幸せです。

ミラクル

アネット(星空 美咲)がドイツ兵に絡まれているのを、助けたフリードリッヒ・アドラー(永久輝 せあ)。なぜか「水が飲みたい」と言うアネットを自分の部屋で連れて行って、二人が心惹かれ合うシーン。

ひとこちゃん演じるフリッツはドイツ兵ではあるのですが、芸術を愛する気持ちが強くて、すぐ私服に着替えて公演を観に行っちゃう設定。アネットと二人のシーンがかわいらしくて胸キュンです。

「美しく青きドナウ」ジャズ・バージョン

お衣装やアルカンシェルメンバーの雰囲気がガラッと変わって華やかなシーン。

マルセルのダンスに見とれていると、ドイツ軍のみなさんが!!

銀橋経由で連行されていくみなさんと、コーラスの迫力に圧倒されている間に1幕終わります。

ココナツ・パラディ

なんとかマルセルが釈放されて、公演再開された時の作品。

めっちゃラテンで、衣装も華やか!ジャズはダメだけど、これいいの??っていうくらい華やかww

花組のみなさんがラテンの衣装を着ると「クンバンチェロ」始まる!?と思ってしまいました。

カトリーヌの代わりにアネットが活躍するのも、現実と重なりますね。

慰問

ドイツ軍基地慰問会場にピエロたちが現れる。

そこで1幕でやっていたピエロのフルフルナンバーが再び始まります。

一生懸命歌う少年イヴとペペとの再会も感動的だし、女の子が去るように救出されるところがピッタリでおおおお~となりました。

地下水道~操作所

アルカンシェルメンバーであり、レジスタンスメンバーが大活躍のシーン。

ジョルジュ(綺城 ひか理):今回のキーポイントとなるお役。アルカンシェルメンバーとすれ違ってナチスドイツに染まってしまいますが、最後はパリを守ってくれました。

ロベール(帆純 まひろ):今回退団してしまうほってぃ。ショー場面でもレジスタンスでも熱く活躍している姿が印象的でした。

ポール(一之瀬 航季):ピアニストでもあったポールさん。はなこさんはあまりピアノが得意ではないそうで、練習がんばったとスカステでおっしゃっていました。

ピエール(侑輝 大弥):操作所のシーンが終わった後、べちょべちょに号泣していたのが印象的でした。それを観てだら子の目にも涙でした。

ダニエル(希波 らいと):はじめのピエロの場面で軍服の中尉役をやっていた、ダニエルさん。背が高くてスタイルがいいのでかっこよかったです!エリザベートのルドルフっぽさもあってよかったです。

パリにかかる虹

ステージ全体に虹がかかって、幸せな場面でした。

フィナーレ

全部のシーン、本当に素晴らしかったのですが、今回はなんと言ってもデュエットダンス!!

光ちゃんとまどちの集大成。愛をたっぷり感じました。

デュエットダンスって、トップコンビの雰囲気がにじみでますよね。

リフト直前に「おいでっ」と言わんばかりに手を広げるところは、客席全体が飛び込んでしまうのではないかと思う程の懐の広さを感じました。

パレードも虹色の羽根を背負った光ちゃん。すごく輝いていらっしゃいました。

まとめ

トップになってから、コロナや、さまざまな理由での公演中止、宝塚での悲しい出来事等、トップスターとしては非常に大変な時代だったと思いますが、花組を引っ張ってきた光ちゃんを重ね合わせた公演でした。

芸術というのはなくても生きていけると思われがちですが、やっぱりなくてはならないものだと改めて感じる作品でした。

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