【月組】『フリューゲル -君がくれた翼-』『万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)』

公演感想
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劇場でみることができました~!

はじめに

ポスターからはどんな話なのか全く想像ができていなかったのですが、だら子の周りの評判はよさげだったので、楽しみにしておりました。

月組は原作があるものが多かったですが、オリジナル作品は観る前のワクワクもありますね!

フリューゲル -君がくれた翼-

フリューゲル」とは翼という意味だそうですね。日本でのほほんと過ごしていると、世界で起きていることはなんだか遠く感じてしまうのですが、そんなだら子でも子供の頃に「ベルリンの壁が壊れた」というニュースは衝撃を受けた気がします。

そんな東西ドイツの統一が舞台の作品でしたが、心温まるステキな作品だったと思います。

ヨナス・ハインリッヒ/月城 かなと

西ベルリンに母と住んでいたが、母の逮捕をきっかけに東に住んでいた叔父叔母に引き取られて、壁に分断されるという運命をたどってしまったヨナス。

とにかくれいこちゃんの軍服姿が似合ってました!

複雑な環境の中でピュアにまっすぐ育った感じがヨナスから感じられました。

ナディア・シュナイダー/海乃 美月

ストーリーの中にライブシーンがあって、半分ショーみたいな感じになっていました。

ナディアさんは有名な歌手で物語を引っ張っていく役ですが、うみちゃんが頼もしく感じました。

はじめの自由奔放なナディアでしたが、壁を壊す歓喜の歌のシーンでは、国民や場面をひっぱっていました。

ヘルムート・ヴォルフ/鳳月 杏

いつもはちょっと笑ってしまうような役もあるちなつさんですが、今回は笑いはなく、マジメに悪い感じでした。

ヘルムートさんの最後のシーン、油断して別のところに目を離したすきに銃声が聞こえて、幕が赤くなったので、もう一回観たいです!!

ルイス・ヴァグナー/風間 柚乃

ポスターではまさかのピース姿のルイスさん。

おだちんは毎回なんでも完璧ですごいなぁと思うのですが、今回もフットワーク軽く、コミカルだけど違う面もある、ルイスにピッタリでした。

ナウオンで、役作りに困った時はポスターの姿を思い出していたとおっしゃっていました。

歓喜の歌で号泣

した方、多いのではないでしょうか?

だいもん(望海風斗)が演じたベートーベンや、ドイツ語の歓喜の歌は学校の音楽の授業で歌った記憶がよみがえりました。

盆が回って東西の様子が変わるのもすごかったし、月組のみなさまの魂の歌声が心に響きました。

そして物語のキーを握るお母さんエミリア・ハインリッヒ(白雪 さち花)の笑顔…

涙が止まらない事態になるので、ハンカチ必須です~~!!

万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)

この作品は夢千鳥やカルトワインの栗田優香先生の大劇場デビュー作。今までの作品にも通じるような、おしゃれで粋な作品でした。

東京を舞台に、はじめは花火師と花魁だったれいこちゃんとうみちゃんが、転生していく…

主題歌も印象的で「絶景かな~絶景かな~」と思わず帰りに口ずさみたくなる曲でした。

印象的だったシーンを選びました!

地獄変

芥川龍之介の作品をもとにしているシーン。

良秀(鳳月 杏)のちなつさんは熱演でしたし、周りの業のみなさんも印象的でした。

特に業Sのるねくん(夢奈 瑠音)のしっかりした体幹にはほれぼれでした。

赤い布を使った演出もすごかったです!

中詰め

なんと今回客席降りが2階席まで来てくれました!1階席だけだと、2階では「下では何が起きているのかな~?」となってしまうのですが、今回は目の前にタカラジェンヌさんがきてくれてめちゃくちゃテンションあがりました。

フィナーレ

この作品、お衣装が全部ステキなのですが、フィナーレもよかったです!

娘役さんのスカートが赤くてプリーツで形も印象的でした。

男役さんの赤いスーツもステキでした。

まとめ

ショーがたっぷりのお芝居と、お芝居がたっぷりのショーの組み合わせという印象の二本立てでした。

「芝居の月組」の魅力がたっぷり詰まっていて、幸せな気分になれました。

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